1980年代に放送された伝説的アニメ『鎧伝サムライトルーパー』が、38年の時を経てリメイク作品として新たに動き出しました。
完全オリジナルの『鎧真伝サムライトルーパー』として、前作の世界観を受け継ぎながらも、現代の感性に合わせて刷新された新作としての注目点や、続編としての期待と、完全新規の挑戦が融合した令和の時代の新たなサムライヒーローがどのように描かれていくのか、その魅力を余すことなくお伝えします。
- リメイク版は「鎧真伝」として作品もキャラも完全オリジナル展開!
- サムライトルーパーリメイク版の舞台とあらすじ
- サムライトルーパーのリメイク版で注目する要素
- 前作の人気キャラとの関係性に注目
- サムライトルーパーの続編に旧作スタッフも集結
サムライトルーパーのリメイク版の新作としての魅力
リメイク版は続編ではなく完全新作。
サムライトルーパーのリメイク版は「鎧真伝」として完全オリジナルで展開!
サムライトルーパーのリメイク版は、38年前の前作「鎧伝サムライトルーパー」の世界観を引き継ぎつつ、ストーリーは完全新作となる「鎧真伝サムライトルーパー」として制作されています。
これは、過去作品に馴染みがある人だけでなく、初めてサムライトルーパーに触れる世代にも楽しめるように設計されているからです。
前作が持つ和のテイストや異世界的な雰囲気に加え、リアルな都市環境を背景に物語が展開することで、妖邪という異形の存在と、現代社会とのギャップや衝突が強調され、新たなドラマ性が期待されます。
一方、完全オリジナルという点で、旧キャラの再登場を望んでいるファンにとっては寂しく感じられますが、どこまで過去の要素と新しさが融合するかは注目すべきポイントです。
『鎧真伝サムライトルーパー』は、「正統続編かつリブート的側面を持つ新作」として、新たなサムライヒーローの姿を描こうとしています。
過去と未来をつなぐ挑戦的なアプローチが、どのような評価を得るのか注目されます。
*公式サイトの動画より引用
サムライトルーパーのリメイク版キャラ設定は完全新規!
登場人物も新規キャラに一新される。
『鎧真伝サムライトルーパー』のキャラクターは完全新規となるため、1988年放送の前作『鎧伝サムライトルーパー』からおよそ38年の時を経て登場する今作は、旧キャラの子孫や転生ではなく、新たな人物たちによるまったく別の物語が描かれる点が大きな特徴です。
主人公・凱(ガイ)は14歳の少年で、「灼熱のヨロイギア」を装着して戦うサムライトルーパーのひとりで、一般人とは異なる味覚を持ち、変わった食べ物を好むという独特な個性も設定されています。
このような細かなキャラクターの構築により、新しいファン層への訴求も期待されています。
かつてのキャラや設定に直接的なリンクは示されておらず、完全な新作としてゼロから構築された世界観が特徴です。
このように、『鎧真伝サムライトルーパー』は旧作の雰囲気を継承しつつも、新しい時代の視聴者に向けた作品となっており、初めて作品に触れる人でも物語に入りやすい構成となっています。
新キャラクターは現時点で未発表なので、今後のに注目が集まっています。
サムライトルーパーリメイク版の舞台とあらすじ
舞台は前作同様新宿。 敵は単なる妖怪ではなく人間に潜む闇に引き寄せられる存在。
『鎧真伝サムライトルーパー』の舞台は、1980年代の前作と同様の東京・新宿です。
この都市を選ぶことで、日常と非日常が交差するリアルが描かれ、かつての幻想的な世界観とは違った現実社会の中で、サムライトルーパーたちが戦うという新たな構図が注目されています。
物語の軸となるのは、人間の内面に潜む闇に引き寄せられる存在「妖邪(ようじゃ)」との戦いです。
新宿の街に突如として現れた“妖邪門”から放たれる異形の力により、街は混乱と恐怖に包まれていきます。
この物語は、単なるバトルアニメにとどまらず、「正義とは何か」「人間の心の弱さ」など、現代的なテーマにも踏み込んでいます。
ティザー映像では、「人間は醜い生き物だな」というセリフが印象的に使われており、敵の存在がただの悪ではない複雑な背景を持つことを示唆しています。
新宿という身近な都市を舞台に、現代を生きる少年たちが“ヨロイギア”により覚醒し、運命に挑む姿がどう描かれるのか。サムライトルーパーの新たな章が、いま幕を開けようとしています。
2025年7月時点ではストーリーやキャストの詳細が発表されていないので、発表次第記事更新していきます。
サムライトルーパーのリメイク版で注目する要素
「鎧真伝」サムライトルーパーとしての主人公声優は石橋陽彩が担当
主人公は演技力の高い実力派の声優
『鎧真伝サムライトルーパー』では、主人公・凱(がい)役として石橋陽彩(いしばし ひいろ)さんが務めることが発表されました。
注目すべきは、石橋さんのこれまでの実績です。彼はディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』で主人公ミゲルの声を担当し、その演技力と歌唱力で多くの視聴者を魅了してきました。
また、アニメ『遊☆戯☆王SEVENS』では王道遊我役を担当しており、若いながらも確かな表現力を持つ実力派です。
今回演じる凱というキャラは、灼熱のヨロイギアを身にまとい妖邪と戦う14歳の少年で、破天荒でエネルギッシュな性格という設定から、作品の勢いを牽引する存在として描かれています。
石橋さん自身も「凱の気迫に負けないよう、全身全霊で演じる」と意気込みを語っており、キャラクターとの一体感が期待されています。
また、リメイク版発表時は石橋さんとともに旧作で真田遼役を務めた草尾毅さんも登壇しており、新旧ファンの心をつなぐ演出にもなりました。
ベテラン声優からのバトンを受け取るかたちで、令和の新たなサムライトルーパーが誕生したとも言えるでしょう。
これまでの活躍と熱意、そして新作での中心的な役割を担うことで、石橋陽彩さんの演技には大きな注目が集まっています。
前作の人気キャラとの関係性に注目
物語にどのような形で関わるか注目
『鎧真伝サムライトルーパー』は完全新作として発表されていますが、それでもファンの関心が高まっているのが、「前作の人気キャラと新キャラクターとの関係性」です。
旧作『鎧伝サムライトルーパー』には、真田遼(烈火のリョウ)や伊達征士(光輪のセイジ)など、今なお根強い人気を持つキャラクターが多数登場していました。
とくに、彼らが身にまとう「鎧擬亜(よろいギア)」の個性的なデザインや属性は、作品の象徴ともいえる存在でした。
今作で主人公となる凱(ガイ)は「灼熱のヨロイギア」をまとう新たなサムライトルーパーとして描かれていますが、その属性名やビジュアルから、かつての“烈火”の系譜を連想させるという声も多く見られます。
また、ティザービジュアルや特報映像では、過去作を連想させる演出が随所に散りばめられており、ファンは前作とのつながりを想像して期待を膨らむと思います。
現在のところ、旧作キャラクターの直接的な登場は明かされていませんが、舞台が「現代の新宿」や「妖邪」の存在が再び描かれていることから、世界観自体は旧作を受け継いでいることがわかります。
そうした中で、新キャラたちがどのように“伝説”と関わっていくのか、今後の展開に注目が集まっています。
過去の人気キャラと物語的な接点があるのか、それとも完全な新たな世代の物語となるのか?公式からの続報が待たれるところです。
ファンにとっては、過去と現在がどのようにつながるかを想像するのもまた大きな楽しみのひとつと言えるでしょう。
サムライトルーパーの続編に旧作スタッフも集結
『鎧真伝サムライトルーパー』の制作陣には、旧作『鎧伝サムライトルーパー』を手がけたスタッフが一部参加していることが大きな話題となっています。
特に注目されているのが、ヨロイギアのデザイン原案を担当する岡本英郎氏の存在です。
岡本氏は前作で鎧デザインを手がけた中心的なクリエイターであり、今回の続編でも再びアーマーデザインの根幹に関わる役割を担っています。
映像作品『SSSS.DYNAZENON』など近年の活躍もあり、その実力と経験が新作にも反映される形です。
ティザービジュアルで描かれた“灼熱のヨロイギア”のディテールや質感は、過去作ファンにも通じる重厚な魅力を感じさせます。
さらに、続編の発表イベントでは真田遼役の声優・草尾毅さんも登壇し、過去の収録秘話や制作裏話を披露され、その姿からは作品を長年支えてきた想いと、新たな物語への期待が感じられました。こうした旧キャストとの交流も、ファンの期待を高める要素となっています。
一方で、監督には『銀魂』『おそ松さん』などを手がけた藤田陽一氏、シリーズ構成・脚本には『仮面ライダービルド』『テルマエ・ロマエ』の武藤将吾氏が就任し、過去の世界観に新しい感性が加わる形で再構築されています。
旧スタッフによる世界観の継承と、新スタッフによる現代的な演出。その両輪が合わさることで、『鎧真伝サムライトルーパー』は往年のファンと新規層の双方に訴求する作品となりそうです。
- 新作『鎧真伝サムライトルーパー』は完全オリジナルのストーリーで展開
- 舞台は現代の新宿で妖邪との戦いを描く構成
- 主人公は14歳の少年・凱でキャラ設定も完全新規
- 声優・石橋陽彩が新主人公の声を担当し注目を集めている
- 旧作の人気キャラとの関係性は明示されておらず憶測を呼んでいる
- 前作スタッフも一部参加し世界観の継承と刷新を両立している
以上、38年ぶりに「鎧真伝サムライトルーパー」としてリメイク版が制作される記事紹介でした。
筆者はリアルタイムで前作のサムライトルーパーを楽しんだ世代でした。
最初は、某週刊少年誌で連載していた少年5人のバトル漫画に酷似していたので、2匹目のどじょう狙い?と思って見始めましたが、今作独自のオリジナリティが随所に展開されさらにはアイドル声優ブームの火付け役にもなった非常に価値のある作品として非常に印象深く記憶していました。
当時の良さを令和の現代新たなテイストを融合させた話題作になることを期待しています。